えりも町の夏を彩る「第48回えりもの灯台まつり」(同まつり実行委員会主催)が14日から16日までの3日間、えりも灯台公園をメイン会場に開かれた。町内外から1万8000人(主催者発表)が訪れ、多様な催しで夏のひとときを楽しんだ。
初日は、えりも小学校の児童57人による鼓笛パレードが本町商店街で行われた。会場では、道警音楽隊の軽快なマーチ演奏、えりもダンスサークルの「ストリートダンス」、えりも高校軽音楽部のバンドライブなどが繰り広げられた。
4年ぶりに開かれた歌謡ショーのゲストは、ものまねで人気のタレント、コロッケさんをはじめ、演歌歌手の安倍理津子さん、高田ともえさん、二見颯一さんの4人。それぞれ、磨いた芸や持ち歌で会場のムードを盛り上げた。
コロッケさんは歌手の和田アキ子や細川たかしの歌まねとしぐさを披露し、観客からの要望にはフランク永井、美空ひばりなどの歌まねで応えた。会場は終始爆笑ムードに包まれ、大盛り上がりとなった。
15日は、町民吹奏楽団とえりも中学校吹奏楽部とのジョイント演奏会や豪華景品の当たる「ビンゴゲーム大会」(スマッピースタンプ会主催)、えりも岬小学校の児童30人による「襟裳岬少年神楽」の発表などが行われた。「花火大会」は町内外の126団体・企業の協賛でえりも港内特設会場で開かれ、スターマイン、水中花火など1700発が夏の夜空を華麗に彩った。
最終日は午後7時から、えりも漁協本町女性部(新松衣里子部長)による「灯籠流し」が行われ、漁協市場内で僧侶が読経し、関係者25人が焼香して海に散った御霊を鎮魂。海面に浮かべた60基の灯籠が港から暗夜の沖へ流れていった。