歴史や自然を満喫 3コース巡る モニターツアー  ルーツ&アーツしらおい―白老文化芸術共創

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2023年8月18日
アイヌ文様刺しゅうを体験するツアー参加者ら

 白老文化観光推進実行委員会(熊谷威二会長)はインバウンド(訪日客)や道内外からの誘客に向け、白老ならではの歴史や自然、文化を満喫できる旅行商品づくりに取り組んでいる。9月1日から10月9日まで町内で開催する「ルーツ&アーツしらおい―白老文化芸術共創」(同実行委など主催)に向けては、町民の生活を体験できる4種類のツアーを旅行会社を通じて提供する予定で、17日には内容を磨き上げるためのモニターツアーを行った。

 ツアーの種類は「サケの遡上(そじょう)観察」「ポロトの森散策」「原木しいたけ収穫体験と『歩いて巡る屋外写真展』見学」「アイヌ文様刺しゅう体験と土地の豊かな文化に触れる旅」。

 いずれも白老おもてなしガイドセンターのメンバーが案内役となる。価格帯は1人3300~5500円(ガイド料や保険料を含む)で、コースによって中学生以下の割引もある。販売は、道内の体験型旅行商品を多く手掛ける北海道宝島旅行社(札幌市)が扱う。

 モニターツアーでは、今は時期から外れているため「サケの遡上観察」は除き、三つのコースを米国や中国出身者ら3人に巡ってもらい、感想や意見を語ってもらった。

 「アイヌ文様刺しゅう体験」コースでは、町社台のカフェ「ミナパチセ」で田村弘子さん(81)の指導を受け、魔よけの意味があるキラウ(角)とモレウ(渦)の刺しゅうを体験した。オホ(鎖縫い)と呼ばれる運針技法を使い、カーブになる部分を丁寧に縫い上げた。その後は、オハウ(温かい汁物)などからなる昼食を試食。着物の試着も体験した。

 モニターとして参加した町内在住の団体職員で中国出身の鄭延雪(てい・えんせつ)さん(34)は「町民の立場と外国人観光客の視点の両面から、まちの魅力の伝え方を一緒に考えていきたい」と笑顔。後志管内余市町で9年暮らす米国出身者のアウトドアガイド、ザッカリー・カーツさん(27)は「食は日本観光の魅力の一つ。海外からは野菜が注目されており、シイタケ狩りははやるだろう」と語る。札幌在住で全国通訳案内士の資格を持つ益山彩さん(52)も「驚きや好印象に満ちた体験の面白さを大事にし、白老で暮らす楽しみも伝わる旅にしてほしい」と期待を寄せた。

 同実行委の観光企画・地域連携部会統括マネジャーの貮又聖規さん(51)は「まちの暮らしが十分伝わる生活体験プログラムを通して、町民の暮らしを追体験できる企画を提案していきたい。旅行者の求めと、まちの可能性を照らし合わせながら、旅人の滞在時間を増やせるよう努力していく」と話していた。

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