安平町にアーティストが集う「ひまわり音楽祭」が27日、町内追分の鹿公園を会場に開かれる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年間の中止を挟んで、4年ぶり5回目の開催となる。道内外から駆け付けた8人の女性シンガーが、胆振東部地震やコロナ禍で疲弊した地域や人々に歌で笑顔と元気を届ける。
音楽を通じて地域間の交流と活性化を図ろうと、2016年から鹿公園で始まったイベント。町民の有志でつくる同音楽祭実行委員会が主催、地元の音楽イベントの企画やまちおこしを目的とした任意団体「十夢奏屋(トムソーヤ)・ABIRA」と音楽事務所rapportが共催。町や町教育委員会、町商工会、町建設協会、あびら観光協会が後援している。
当日は、午前9時50分のオープニングで主催者らがあいさつした後、同10時スタート。町の観光PR雪だるま大使の高橋涼子さん(千葉県船橋市出身)をはじめ、厚真町出身のシンガーソングライター小寺聖夏さん、初参加となる安平町在住の野村紀水さんら道内外から8人のアーティストが出演する。ライブのほか、アーティストの物販ブースもある。
地元キッズダンスチーム「Smile☆Cheerful(スマイル・チアフル)」もゲストに迎え、子どもたちがパフォーマンスを披露する。時間帯は午後4時までで一般の入場は無料。町内外からキッチンカーや屋台が並び、イベントの盛り上げに一役買う。また感染症対策も講じるなど万全を期し、同実行委は「多くの人が来てくれたら」とアピールする。
音楽祭に関する問い合わせは同実行委員長の松山健治さん 携帯電話090(3117)3295。