子どもの頃から、何か困り事に気付くと、解決策を考えていた。アイデアを形にし、喜んでもらえるのがうれしかった。
2年ほど前は足首の持病で使っていた「弾性ストッキング」を脱ぐときに苦労し、何か手がないかと考えた。靴べらを反対側に反らせるように加工した物を試作し、ストッキングと脚の間に入れ、てこの原理で脱ごうとしたら楽に脱げた。
これを苫小牧民報社が新聞記事にしてくれ、市内の病院で話を聞きたいとなり、看護師が喜んで使ってくれるようになった。昨年は、これで意匠登録を取得した。今は受注、販売を検討しているところだ。