7月の2週目にオランダで開催された自身の研究に関する国際会議に参加してきました。300人以上の研究者が一堂に会する国際会議で、エグモンド・アーン・ゼーという小さな街にあるホテルが会場でした。オランダというと、ミッフィー発祥の街としてユトレヒトを思い浮かべる方が多いかもしれません。今回行った街は、作者がミッフィーの絵本を描くきっかけになった地とのことで、海岸に置いてある小さなボートに1メートルくらいの大きさのミッフィー像が乗っていました。
エグモンド・アーン・ゼーは、アムステルダム・スキポール空港から電車とバスを乗り継いで2時間くらいで到着します。グーグルマップなどのアプリを使えば、すぐに最適な経路を出してくれるため、移動は容易でした。
日本以上にオランダのキャッシュレス化は進んでいるようで、クレジットカードのタッチ機能を使って車やバスだけでなく各種の支払いが可能でした。残念ながら私のカードはタッチ機能に対応していなかったので、少し苦労することになりました。
キャッシュレス化は便利でよいのですが、私は海外の硬貨や紙幣が好きで、海外に行って余った場合には必ず換金せずにいくらか取っておくようにしています。ユーロを使える国は多いですが、実はユーロコインのデザインは国によって異なります。それぞれのコインは、その国の雰囲気がよく表れていて、集めるのが楽しくなります。いずれ完全にキャッシュレス化になり、こういったコインも無くなってしまうと考えると少し寂しく感じます。
(苫小牧工業高等専門学校准教授)