安平町早来大町のはやきた子ども園(福田剛園長)は、同町の自然や園の教育活動に触れてもらおうと中国・上海から園児と保護者4組を迎え、国際交流を行っている。7日から入園し、10日まで幼児教育や日本文化を体験している。
コーディネーターを務める星本祐佳さん(32)が知人を通じて同園の紹介を受け、企画した。
園児たちは草むらでの鬼ごっこやサッカー、園庭での泥遊びのほか、カレーライスやギョーザの調理、藍染めを体験。言葉は通じなくても身ぶり手ぶりで会話し、友情を育んだ。7日は苫小牧市のノーザンホースパークで馬のショーも見学。8日の夕食は園庭でバーベキューをし、焼き鳥や地元産のジンギスカン、ソーセージを囲んで日本の家族らと楽しいひとときを過ごした。
ハン・ムージ君(5)は「(安平町は)そんなに暑くなく過ごしやすい。十分に遊べて楽しいし、満喫している」と笑顔を見せる。星本さんは「上海では泥の中で遊ぶこともないし、子どもたちが自主的にやる方針などもない。さまざまなプログラムを体験して子どもたちの笑顔が違うし、何より親御さんが喜んでくれている」と話していた。