むかわ町は8日、町内穂別稲里の公共施設、樹海温泉はくあで、国の基準値を超えるレジオネラ菌が検出されたことを発表した。昨年7月にも同様の事案が発生しており、町は万全を期すため、同日から当面の間、同施設と市街地にある樹海温泉ほべつの営業を休止するとともに、被害の確認を急いでいる。
レジオネラ菌は、河川や温泉などに生息する細菌で、感染すると、風邪の症状や肺炎などを引き起こすとされている。
町によると、7月28日~今月7日の定例水質検査の結果で、基準値では100ミリリットル中の細菌が10コロニーのところ不適格となる60~70コロニーの数値が出たことが8日に分かり、ただちに施設の営業を休止した。
またこの期間中に、1337人がはくあを利用。現時点で健康被害は確認されていないが、再開のめどは立っていないという。
町経済恐竜ワールド戦略室は「万一体調などに異変を感じた方は連絡をお願いします」と呼び掛けている。
問い合わせは、町経済恐竜ワールド戦略室 電話0145(45)2118。