厚真町の厚南中学校出身の山崎桜さん(18)=三笠高校3年=と、煌丞さん(17)=岩見沢農業高校2年=のきょうだいが8日、町役場を訪れ、コンクールや競技会でのそれぞれの好成績を宮坂尚市朗町長に報告した。
姉の桜さんは、オリジナル山菜料理の出来栄えを競う「山菜料理コンクール」(上川管内占冠村などの実行委員会主催)で、自ら考案した「ふきのとう香る焼きおはぎ」が最優秀賞を獲得した。フキノトウを刻んで炊いたご飯をサツマイモなどを使ったあんで包み、表面にこんがり焼き色を付けた。おはぎを焼く発想が目を引き、6月の試食による審査で全国の専門学生や主婦、プロの調理師らを退け、最高位に輝いた。
オリジナルのおはぎは来春、同村の滞在型リゾート施設「星野リゾート・トマム」の期間限定メニューとして提供される。料理を作る面白さに魅了され、食物調理科単科校に進学した桜さん。「今後のコンクールでも賞を取りたい」と意気込みを語った。
弟の煌丞さんは、6月に札幌市で開かれた北海道高校陸上競技選手権大会の男子八種競技で7位入賞を果たした。「来年はインターハイ(高校総体)に出場したい」と意欲を示した。
宮坂町長は、町の後輩たちにとって「近しい先輩が目標を実現したこと、活躍している姿は刺激やヒントになる。次世代の先頭に立って頑張ってもらいたい」とエールを送った。