日本サーフィン連盟(NSA)の公認大会「厚真町長杯」とまちのPRを兼ねたサーフィンイベント「meet up ATSUMA(ミートアップあつま)」が6日、町内の浜厚真海浜公園で同時に開かれた。全国各地のプロ、アマチュアサーファー総勢約140人が、浜厚真の海で技の応酬を繰り広げた。
「厚真町長杯」は、2019年に胆振東部地震のチャリティーイベントとして始まり、新型コロナウイルス感染による中止を経て、全国レベルで競うNSAの公認大会に昨年認定された。「ミートアップあつま」は、道内外の一般サーファーや町民が一緒に地域の食や文化の魅力を感じる催しとして、昨年から抱き合わせて開催している。
途中で雨に見舞われたが、何とか持ち直し、予定通りに行われた。海では競技者向けのクラス、競技歴の浅い選手向けのビギナークラス、スノーボードを中心とする選手向けの雪山人クラス、チーム戦などが繰り広げられ、各選手が日頃の成果をぶつけた。千葉県から初参戦した友重リキ選手(13)は「(浜厚真は)波のパワーがなくて難しい。(初戦は)あまりいいライディングではなかったので、決勝では頑張りたい」と次戦に備えていた。
一方、浜では町内の事業者が地元農産物を販売したほか、焼き鳥、パン、カレー、スムージーなど飲食を用意するブースや、キッチンカーを構えてマルシェを開催。フラダンスや音楽演奏、拳玉セッションなども行われ、イベントの雰囲気を盛り上げた。