白老町の大塩英男町長は4日、鹿野塗装(白老町東町)の鹿野広克社長(61)に町役場で感謝状を手渡した。同社は7月10日、国指定史跡白老仙台藩陣屋跡の公衆トイレの外壁を無償で塗装した。大塩町長は「来訪者にとってトイレがきれいなのは安心につながる。町としてありがたい」と述べた。鹿野社長は「地元の会社として飛躍を誓いつつ、地域貢献も継続的に進めていきたい」と話した。
同社の創業(昨年6月)1周年の節目を記念した社会貢献活動。社長と18~41歳の社員計6人が約6時間かけて外壁や軒、破風、扉などをペンキで塗装した。
史跡は昨秋、北海道遺産に選定されており、仙台藩白老元陣屋資料館の武永真館長は「トイレは史跡の正面玄関に位置する。観光シーズンに先駆けてきれいにしていただき、ありがたい」と感謝している。