白老の海岸を散策して見つけた流木などを使ったワークショップ「さんぽとものづくり」が3日、町東町のいきいき4・6で行われた。お金の代わりに人の得意なことを運用する「とくいの銀行 白老支店」の主催。「さんぽ」の得意を登録した登別市の会社員、紺野由美子さん(47)が講師を務めた。
町民ら約20人が参加し、午前はヨコスト湿原周辺の海岸散策からスタート。工作に生かそう―と浜に漂着した木片を拾い集めた。その後会場に戻り、町大町の自営業で支店長の田村尚華さん(48)が自身の得意を生かして、流木やビーズ、布などを組み合わせたモビール(動く彫刻)作りを教えた。
白老中2年の野本遥さん(13)も「ものづくり」の得意を披露し、樹脂粘土を使ったミニチュアフード(小さな料理の模型)の作り方を伝えた。参加者は1・5センチほどの海苔巻きおむすびやクリームパン、おすし作りを楽しんだ。