サッカーJリーグ下部組織や海外などから小学年代のチームが一堂に集結した「FDカップU12北海道国際フットボールドリームカップ2023」が3日、厚真町の浜厚真野原サッカー場で開幕した。道内外と韓国、中国の計32チームが5日まで、浜厚真を舞台に熱戦を繰り広げる。
道内の子どもたちに本州や海外のチームとの実戦機会をつくり、道外や世界の選手たちと交流を深めるため新設した大会。サッカー元日本代表の巻誠一郎さんが大会委員長、元プロサッカー選手の那須大亮さんが総合プロデューサーを務めている。
巻さんは熊本県出身で、2016年の熊本地震で故郷が被災。今回、「胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町でサッカー大会を開くことで復興につなげたい」と開催に至った。
苫小牧地区から苫小牧エルソーレとASC北海道、日高管内からアレアレアが参戦。初日は4チームずつ8グループに分かれて予選リーグを行い、各ピッチで激しいボールの奪い合いが繰り広げられた。4日からは各グループ上位2チームによるチャンピオントーナメント(下位の2チームはチャレンジトーナメント)が始まった。
会場には町内や近隣からキッチンカーも駆け付け、豚丼やポテト、ソフトクリームなどで選手や保護者らをもてなした。