白老町と姉妹都市の青森県つがる市から五つの小学校の5年生24人が1日、修学体験プログラムのため町内を訪れ、大塩英男町長らを表敬訪問した。一行は3日まで滞在し、白老の子どもたちとのスポーツ交流やポロト湖の自然散策、民族共生象徴空間(ウポポイ)見学などを楽しむ。
つがる市姉妹都市協会の主催で、同市の子どもたちの訪問は4年ぶり。同日午後、大塩町長と安藤尚志教育長のもとを訪れ、大塩町長は「2泊3日の短い期間だが、元気いっぱいに良い思い出になる体験や学びを楽しんで」と呼び掛けた。子どもたちは白老の人口や伝統的な行事、特産品は何ですか―などと質問し、大塩町長は一つ一つ丁寧に答えていた。
子どもたちはこの日、白老仙台藩陣屋跡を見学。柏小5年の葛西いおりさん(10)は「白老町は、とりでがあるまちだと勉強になった。白老の子とスポーツ交流するのが楽しみ」と話した。
2日はポロト湖周辺の散策といかだ乗り、バーベキューを楽しみ、町内の工房ではムックリ(口琴)作りを体験した。室内球技のキンボールを通して白老の小学生とも交流した。最終日の3日はウポポイを訪れ、アイヌ文化に理解を深めるという。