安平町は5、6両日、追分地区の三つの施設で行うイベントを組み合わせた「ゴルフツーリズム」のモデル事業を行う。▽道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」(追分柏が丘)▽「SIRル・ペタウゴルフコース」(追分春日)▽公衆浴場「ぬくもりの湯」(追分中央)の3カ所で、各施設の集客と回遊性の促進、町の観光資源でもあるゴルフの魅力発信と愛好者の掘り起こしを図る。
ル・ぺタウゴルフコースでは、午前10時から午後4時まで練習ホールを開放し、無料の打ちっ放しやパット、アプローチなどの体験会を実施する。スナッグゴルフ、クラブの貸し出しも行い、「未経験者はもちろん、子どもから大人まで誰でも無料で楽しめる」とアピールする。レストランでは焼き肉としゃぶしゃぶを一緒にしたタイ料理「ムーガタ」を食べ放題特別価格で用意しており、食事のみの来場も受け付けるという。
ぬくもりの湯は通常より30分早い午前10時30分からオープン。軽食コーナーでソフトクリームやかき氷を50円引き、台湾風かき氷を100円引きで提供する。道の駅では、あびら観光協会や地域団体による「デゴイチ縁日」を開催し、型抜きやくじ引き、ヨーヨー釣りなど子ども向けアトラクション、読み聞かせを企画している。
また期間中、3施設を無料で行き来できる巡回バスを1日5便運行。スタンプを集めてくじ引きに挑戦できるスタンプラリーも実施する。
昨夏に続いての開催で、町は今回、ゴルフ場に焦点を当てた。町商工観光課は「道の駅からゴルフ場までは車で15分程度。体験はもちろん、食事だけでもゴルフ場に足を運ぶ人を増やしたい。次も来たいと思ってもらえる動機になれば」と期待する。