厚真町新町の厚真神社で飲食物や雑貨などの出店が並ぶ「鎮守の杜(もり)マルシェ」(同実行委員会主催)が29、30両日、境内で開かれた。多くの人が町内外から足を運び、食事やゲームなどを通して楽しいひとときを過ごした。
2018年9月に発生した胆振東部地震で社殿が損壊するなど被災した同神社の復旧お披露目を兼ね、昨年から始まったにぎわい創出イベント。3回目を迎えた。
29日は新町子供会育成会によるこども縁日が開催され、輪投げや型抜きを楽しむ子どもたちでにぎわった。唐揚げやホットドッグなどの人気メニューのほか、アルコールも提供され、ビールなどを楽しむ大人たちの姿が見られた。
30日は昨年10月に引き続き、町放課後子ども教室による「あつまっ子商店街」が出店。パフェやキーホルダーを販売したほか、コーラ早飲みやグミの味当てクイズなどで来訪者をもてなした。公営塾「よりみち学舎」と厚真高校の生徒がコラボレーションしたブースでは、液体窒素でアイスクリームを作る体験やテレビゲームを楽しむことができ、子どもたちに人気を集めた。
連日、神社に足を運んだ厚真中央小学校4年の北川晴君(10)は「小学生が出しているお店や高校生のゲームが面白かった。ここ(厚真)ならではのイベントだと思う」と買い物やゲームを満喫したようだった。