2023年度安平町高齢者スポーツ大会が28日、早来町民センターで開かれた。町内に在む60歳以上の約140人が参加し、体を動かす楽しさを味わいながら交流を深めた。
町高齢者いきいき事業実行委員会が主催し、町や町教育委員会、町老人クラブ連合会共催、町社会福祉協議会主管。開会式で来賓の及川秀一郎町長は「皆さんの元気な顔を見られて大変うれしく思う。スポーツレクリエーションを通じて、交流の輪が広がっていくことを願っている」と激励した。
競技は、地域や老人クラブごとに5チームに分かれての対抗戦。ジャンボボウリングや、スティックにボールを乗せてコンテナに入れた数を競うスティックボールなど5種目を行い、各種目のポイントの合計点で順位を競った。早来地区のかしわ会が優勝し、追分地区の花若会と遠浅朋友会の合同チームが準優勝、安平地区の柏寿会が3位だった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、地域や老人クラブが一堂に会して行うのは4年ぶり。追分地区にある松葉会の西田武雄会長(83)は「80~90代が多いが、みんなが元気にプレーするのを見られるのはいいこと。自分も元気をもらえる」と笑顔を見せた。大会長で町社会福祉協議会の真保立至会長は「(大勢の大会は)やはり雰囲気が違う」と開催を喜び、「年を取ってもみんな競争心があるので盛り上がる」と話していた。