サビキで 手軽に釣果 西港キラキラ公園で小中サバ

  • 釣り
  • 2023年7月27日
キラキラ公園で釣れたサバ。25センチサイズが1度に2匹掛かった
キラキラ公園で釣れたサバ。25センチサイズが1度に2匹掛かった
磯ざおや投げざおでサバ釣りを楽しむ人たち
磯ざおや投げざおでサバ釣りを楽しむ人たち
サビキ仕掛けは種類が豊富だ
サビキ仕掛けは種類が豊富だ

  苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)のキラキラ公園で20~30センチ超のサバが釣れている。タイミング次第で1、2時間で20~30匹釣れることもある。秋にかけてにぎわいそうだ。

   北埠頭の西側から中央部分にかけて数週間前から釣れだした。群れは小中サイズが厚いものの、たまに30センチ超も上がるという。釣り日和になれば前面の岸壁はあちらこちらで釣り人がさおを出している。

   釣り倶楽部の情報協力店、エビス釣具店=苫小牧市入船町=は、北埠頭に近接していることもあり、サバ釣りのアドバイスを求める来店者が訪れる。木谷進店主に売れ筋の仕掛けを尋ねると、サビキ仕掛けのサイズは8~9号が中心のよう。

   サバを釣るのに重要なのは寄せ餌のコマセ。「コマセが切れると、群れは餌のある方に移動する。寄せ餌で魚を集めるのが釣果を得るこつです」とアドバイスしてくれた。

   コマセ籠はサビキ仕掛けの下に付けるのがいい。魚が回遊するレンジまで仕掛けを落とし、さおをしゃくり上げて上下に動かしコマセが漂うようにする。穂先が振動したり、海中に刺さるように下がったりしたら魚信だ。すかさずさおを持ち上げリールを巻く。

   サバは遊泳力があるため、30センチ超の中型が複数匹掛かると巻き上げるのは大変だ。掛かったらすぐに引き上げるのが望ましい。放置すると水中を激しく泳ぎ回って隣人の仕掛けとおまつりしたり、上げた後も魚が暴れて仕掛けが絡まったりし、手に負えなくなってしまう。初めてのサビキ釣りならスペアの仕掛けを用意した方が無難だ。初心者向けに3組セットのサビキ仕掛けや、コマセの補充が楽な重り付き籠なども手軽な価格で市販されている。

   釣り人によると、この時期に釣れる中~小型のサバは細身で脂がないものの、竜田揚げや南蛮漬けで食べるとおいしいという。

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