アフガニスタンで人道支援に尽力した医師、中村哲さんの活動をしのぶパネル展が27~29日、白老町総合保健福祉センターで開かれる。28日午後7時からは、活動の軌跡を追った記録映画「医師中村哲の仕事・働くということ」を上映する。
主催はペシャワール会を応援する会(丸山伸也代表)。ペシャワール会は中村さんを支援するため1983年に結成された非政府組織(NGO)。応援する会の丸山代表(70)は「パネルや上映会を通し、中村さんの生き方と仕事ぶりを知ってほしい」と呼び掛ける。
中村さんは84年、ハンセン病治療とアフガン難民の医療支援のためパキスタンに赴任。2019年に凶弾に倒れるまで、約35年間アフガニスタンとパキスタンで干ばつに苦しむ人々のために井戸掘りや用水路の建設などに取り組んだ。
映像は日本電波ニュース社製作で47分。女優の室井滋さんらがナレーションを担当する。
パネル展、上映会とも無料で予約不要。問い合わせは丸山代表 携帯電話080(8746)6558。