自由

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2023年7月20日

 今から20年以上前の話。苫小牧市内のある企業で火災が発生し、当時新人記者だった当方も駆け付けた。火勢は衰える気配がない中、構内は立ち入り禁止で、金網のフェンス越しに見守るばかり。その場にいた新聞5社の記者で話し合い、フェンスを乗り越えることにした。

 侵入する代表1人を決め、全員のカメラを託した。忍び込もうとする犯罪者の心理と同じだったかもしれない。その代表がフェンスを3メートル程よじ登ったところで、警備員に見つかった。こっぴどく怒られたが、侵入前とあって無罪放免になり、結局は構内の立ち入りも許された。

 今であれば、いや当時でも、駄目な行為だが、やはり時代が違ったのだろう。かつては「取材活動は捕まらなければ何をしてもいい」と教えられた。もちろん今はそんな新人教育をしていないし、昔は良かったなどと言うつもりもない。報道の自由はあれど、何をしても許される自由では、決してない。

 ただ、明確な犯罪行為は別として、法令順守の名の下に、報道を萎縮させるような規制などが年々、増している気がする。一般常識や法律と照らし合わせ、より襟を正す姿勢は必要だが、読者の知る権利に応える活動範囲までも、狭められている危機感は強い。(金)

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