浅利教育学園グループ(本部札幌市)が運営する白老町東町の白老小鳩保育園で11日、札幌を拠点に活動する「キッズアートはるの木」主宰の工藤恵里さんを招き、アート体験が行われた。保育園の4、5歳児19人と同グループの白老さくら幼稚園(日の出町)の5歳児24人の計43人が参加し、縦0・9メートル×横2・5メートルの大きな紙に、手や足で思い思いに絵の具を塗った。
子どもたちは紙コップの中の黄緑や緑、黄色の絵の具を絵筆で手や足に付け、大はしゃぎで紙に塗り付けた。また、流木、クラフト紙のひもや皿、カーテン地の端切れなどの素材と、のりやはさみを取りそろえ、作りたいものを自由に作ってもらう時間も設けた。
工藤さんは「発想を広げて創造性を育んでもらいたい。何を作るかではなく、作る過程で何を選び、思い、楽しんだかが大切」と話す。保育園の菅井麻乃園長は「子どもたちには自由に大胆に思うまま感性を発揮し、遊んでもらいたい」と話していた。