ブラジルで夫逮捕―堺市母子殺害事件 代理処罰の見通し

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  • 2023年7月15日

 【サンパウロ時事】堺市東区のマンションで昨年8月、住人の荒牧愛美さん=当時(29)=と長女リリィちゃん=同(3)=が殺害された事件で、ブラジル連邦警察は14日、殺人容疑で国際手配されていたブラジル人で夫のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(34)を逮捕したと発表した。容疑者は事件発覚前に母国に逃亡していた。

 発表によると、バルボサ容疑者は14日午後(日本時間15日午前)、サンパウロ市内で身柄を確保された。連邦警察は声明で「日本の警察当局との国際的な協力で容疑者の居場所を特定し、逮捕した」と述べた。

 バルボサ容疑者は昨年8月20日午後から21日午前にかけて、荒牧さんらを殺害した疑いが持たれている。荒牧さんの父親が「22日夕方から娘夫婦と連絡が取れない」と110番。駆け付けた警察官が24日、洋室であおむけに倒れている2人を発見した。それぞれ10カ所以上刺し傷があり、近くには血の付いた刃物が残されていた。

 バルボサ容疑者は犯行後、勤務先に骨折を理由に休むと電話連絡していたが、実際には成田空港を経由して帰国。故郷の南部パラナ州ロンドリナ付近に潜伏しているとみられていた。地元メディアによると、同容疑者は弁護士に対し「勤務先から帰宅して妻と娘が死んでいるのを発見し、怖くなって日本を出国した」などと話していた。

 大阪府警は9月にバルボサ容疑者を国際手配。11月には捜査員をブラジルに派遣し、連邦警察に捜査協力を求めていた。

 バルボサ容疑者の身柄は、パラナ州の州都クリチバに移される。ブラジルは憲法で「いかなるブラジル人も、犯罪人として外国に引き渡されることはない」と規定。日本への身柄引き渡しは非現実的で、同容疑者は日本からの「国外犯処罰」(代理処罰)要請に基づき、ブラジルの裁判所で裁かれる見通しだ。

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