白老町は8日、民族共生象徴空間(ウポポイ)開業3周年を記念する特別イベント「しらおいポロトミンタラフェスティバル2023」として、フードマルシェを町若草町のポロトミンタラで開いた。町産野菜などを販売し、訪れた約500人の町民や観光客が食の魅力に触れた。
ウポポイ周辺のにぎわい創出や観光客の周遊性を高めようと、トマトやブロッコリーなどの地場産野菜を販売し、町内飲食店によるキッチンカー5台を並べて軽食などを提供した。客は取れたて野菜を品定めして購入し、キッチンカーのカレーや白老バーガーなどに舌鼓を打っていた。
町は同フェスを15、16両日も、ポロトミンタラで開催する予定。アイヌ文化を体感したり、ものづくりを体験したりするブースを設け、白老アイヌ協会の古式舞踊のほか、地元中高校生、ミュージシャン、大道芸人らが出演するステージショーを展開する。
町の担当者は「多文化共生のまち白老で、夏を楽しんで」と呼び掛けている。
問い合わせは町産業経済課 電話0144(82)8214。