安平町内の小中高校計4校と認定こども園2園の給食に10日、地元産の牛肉「あんがす牛」を使ったオリジナルのコロッケが初めて提供された。地元の農産物を使った取り組みとして、町給食センターと道内食品メーカーがコラボし、新メニューを開発した。
町内で生産するあんがす牛をひき肉にして道産ジャガイモと混ぜ合わせ、肉のジューシーさが引き立つように調理。1個50グラムのコロッケ約800食分を児童生徒に振る舞った。
小中一貫の義務教育学校「早来学園」(山田誠一校長)の1、2年生のクラスでは、子どもたちが「おいしい」と満面の笑みで頬張った。2年生の今村夏々海さん(7)は「また食べたい」と喜んでいた。
同学園の栄養教諭は「アレルギーの子どもでも安全安心に食べられるよう試行、試食を重ねてきた」と話し、2学期以降も給食に提供する考えだ。