食品や雑貨などの販売会「みちくさ市」が9日、白老町大町のホステル「haku(ハク)」の敷地内で開かれた。胆振管内の地域おこし協力隊員有志による実行委員会(前橋史子事務局代表)が主催した。シカ肉を使った蒸しまんじゅう、中華風焼き豚串、コーヒー、古本や雑貨などの露店が並び、来場した約150人が縁日ムードを楽しんだ。
地域のにぎわい創出と地域おこし協力隊員間の交流を目的に、伊達市大滝区で2021年に始まった取り組み。ハクを運営する菊地辰徳さん(46)が元白老町地域おこし隊員で、実行委事務局のメンバーと顔見知りだったことから白老町での開催が実現した。同町の隊員、鄭延雪さん(34)、羽地夕夏さん(25)、元隊員の若山姫夏さん(25)らも運営に携わった。
自身が調理した豚串を完売した鄭さんは「協力隊の仕事を町の人たちに知ってもらうきっかけになったのでは」と語る。著書を販売した羽地さんは「隊員活動記念全体の盛り上げにつなげたい」と話していた。