地域活性化を通じて地方自治体を支援する会社「あわえ」(本社徳島県美波町)と安平町は3日、同社の町内への進出協定を結んだ。両者が協力して課題解決を図るため、円滑に事業を展開する体制をつくる。同社と自治体の協定締結は、道内では安平町が初めて。
同社は、地域と都市の企業をつなぐ役割や、サテライトオフィスを活用した誘致活動を展開している。安平町では2021年度から企業誘致の支援を始め、今年2月には町内早来大町にあるサテライトオフィスに同社の「安平オフィス」を構えている。
町役場総合庁舎内で同日行われた締結式で、及川秀一郎町長は「町のデジタル化や再生エネルギーについて、企業とのつながりまで(含めて)誘致を期待している。震災からの復興や地方創生の取り組みを支援いただきたい」とあいさつした。
同社の吉田基晴代表取締役は「都市部に集中するチャレンジャーに安平町へ来てもらい、新しいチャレンジを生み出していきたい。新しい安平町の形をつくっていく」と抱負を述べ、安平町で実行することで「1年後、3年後、5年後のモデルになる取り組みをつくっていけたら」と意気込んだ。
式の後、同社の安平オフィスの内覧会も行われ、すでに展開している事業の紹介が行われた。