安平町追分白樺の鹿公園で生まれたエゾシカの赤ちゃん2匹が、キャンプや散策に訪れた人たちの人気を集めている。町内外からの観光客らは「ミニチュアみたい」「癒やしをもらった」と喜んでいる。
同公園のエゾシカの管理を受託する町シルバー人材センターによると、シカの赤ちゃんは6月12日と17日に1匹ずつ誕生。柵の中で母乳を飲み、小さな体を元気いっぱいに動かしている。口コミなどで子ジカの誕生を知った人たちが一目姿を見ようと訪れ、週末には20~30人が足を運んでいるという。
エゾシカは近年、農家の畑を荒らしたり、車の衝突事故の原因になったりと問題視されているが、同公園のシカは一般に被害を与えないよう柵の中で管理され、来場者を迎えている。担当者は「近日中にさらに1~2匹生まれるのでは」と話している。