白老町石山45のカフェ「カレンデュラ」で、苫小牧市末広町の美術家、田尻康子さん(65)の作品展が開かれている。2020年から季節ごとに入れ替えており、28日から夏バージョンを展示する。書と水彩を組み合わせた10点を並べる。
田尻さんは白老町出身で店主の宇佐見成美さん(69)とは、同店が19年に開店する前からの知り合い。白と黒の書の世界に鮮やかな色を加えた田尻さんの作品に魅せられた宇佐見さんが、店内での展示を打診した。
夏バージョンの作品群は、キャンバスの余白を生かしながら軽快な書が配され、青や緑の涼やかな印象を与える。田尻さんは「作品は、あくまで景色の一部分として存在させたい。店内から見える森や訪れる野鳥などとともに安らぎを感じてもらえたら」と話している。作品は販売にも応じる。
午前10時~午後5時。月、火曜は定休、他に不定休あり。