札幌国税局は21日、2022年分の確定申告で税務行政の効率化に顕著な功績があったとして、平取町に感謝状を贈った。
平取町は22年分確定申告において、役場内の会場で受け付けた同年分の所得税確定申告の約9割に当たる約600件でe―Tax(電子申告)を利用した。
贈呈式では札幌国税局の高橋英樹課税部次長が遠藤桂一町長に感謝状を手渡した。遠藤町長は「今後も住民サービスの向上や行政の効率化に向けて積極的に取り組んでいきたい」と話した。
市町村の申告会場に提出された所得税の確定申告書は17年1月から、紙ではなくe―Taxで税務署に送信できるようになった。これにより、市町村は税務署への申告書移送手続きの事務量が削減されるなど効率化され、申告者には還付金の早期還付や添付書類を省略できるなどのメリットが生まれた。