電動ボード、7月から免許不要 気軽な走り、若者に人気―規制緩和に懸念の声も

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  • 2023年6月24日

 自転車のようにペダルをこぐ必要がなく、街中を気軽に走ることができると若者に人気の「電動キックボード」の規制が7月に緩和される。16歳以上は運転免許不要で乗れるようになるため、利便性向上を期待する声がある一方、教習所などで交通ルールを学んでいない利用者が増えることへの懸念も聞かれる。

 電動ボードは1人用のボードにモーターが搭載されており、地面を蹴り続けなくても進む。20~30代を中心に2021年ごろから広まり、通勤に利用する人も多い。

 現在は免許が必要だが、7月以降は16歳以上であれば免許無しで利用できるようになる。原則は車道を走る必要があるが、自転車が通行できる歩道に限り、時速6キロ以下で緑色のランプを点滅させれば通行できる。

 電動ボードのシェアリングサービスを展開する「Luup」(東京)の岡井大輝社長(29)は「(利用できる)層が広がる点で、チャンスだ」と語る。同社は現在、東京や大阪など大都市を中心に約3000カ所の貸出場所を設置しているが、25年中に3倍以上の約1万カ所へと増やす計画だ。国も期待を寄せていて、普及を推進する経済産業省の担当者は、観光地での訪問客向けの貸し出しを含め、「幅広いニーズへの対応が進む」と見込む。

 ただ、交通ルールの変更には不安の声も上がる。東京・銀座の町会や商店会などで構成する任意団体「全銀座会」によると、規制緩和前の現在でも、電動ボードが歩道や歩行者天国を走るルール違反が確認されている。松沢芳邦環境安全委員長(51)は「免許なしで走行できるため、歩行者との接触事故を懸念している」と話す。

 東京都中央区では昨年9月、電動ボードの走行中に転倒し、乗車していた男性が死亡する事故が起きた。酒気帯び運転だったとみられている。

 各事業者は危険な走行の防止にも力を入れる。Luupは飲酒後の運転が発覚した場合、利用者のアカウントを停止している。立川市などでシェアリング事業を行う「BRJ」(東京)は、飲酒運転を防ぐため深夜0時以降の貸し出しをしていない。

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