世論調査機関の中央調査社は22日、スポーツに関する全国調査の結果を発表し、札幌市が目指す2030年冬季五輪招致は「賛成」が29・9%、「どちらかといえば賛成」は30・3%で、合わせて60・2%だった。北海道では計50%にとどまり地域別で最も低かった。
今年開催されるワールドカップ(W杯)への関心は低かった。オーストラリアとニュージーランドの共催で7月に開幕するサッカー女子W杯は「あまり関心がない」「全く関心がない」を合わせて70・2%。9月開幕のラグビーW杯フランス大会は計64・9%だった。
「最も好きなスポーツ選手」は米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が2年連続1位。昨年プロに転向したフィギュアスケート男子の羽生結弦さんが2位、米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさんが3位だった。「好きなプロスポーツ」は野球、サッカー、大相撲の順。「好きなチーム」はプロ野球が巨人、J1は横浜M、「好きな現役力士」は貴景勝がそれぞれトップだった。
調査は4月に全国の20歳以上を対象に個別面接で実施し、1187人から回答を得た。