安平町は、早来北進地区でゴルフ場を営業していた事業者が、滞納した町税など8150万円を5月末までに全額納めたことを、21日に開会した町議会定例会で行政報告した。同敷地内で太陽光発電事業を行う予定の事業者に、ゴルフ場の土地を売却したことで全額納付した。
町によると、旧事業者は1991年からゴルフ場を営業していたが、経営不振により2012年度以降、休業し、町税などをこれまで滞納していた。昨年、新たな事業者からこの場所を活用して太陽光発電を行いたいとの申し出があり、今年に入って売却したという。
町は「再生可能エネルギーの導入、温室効果ガスの排出削減につながる」と期待。また、新たな事業者が申し出た敷地内にある旧クラブハウスの寄贈について、町議との議論を踏まえて受け取らないことにしたことを報告した。