安平町議会定例会が21日に開会し、一般質問が行われた。町は次世代半導体製造Rapidus(ラピダス、東京)が千歳市に工場を建設する計画を受け、東胆振1市4町(苫小牧、白老、厚真、安平、むかわ)を圏域とする定住自立圏などと情報を共有しながら、従業員の居住受け入れなどに対応していくとの姿勢を示した。
梅森敬仁氏、鳥越真由美氏の質問に答弁した。町によると、千歳市は遠浅、早来地区から車で15分ほどとアクセス条件が抜群なことなどから、従業員の住居先に関する「問い合わせが寄せられている」と説明。今後の動向を見極めながら、住む場所や作業班場の情報を提供する考えだ。
このほか高山正人氏は、今年2月に町内の事業者が2週間の指名停止処分を受けたことに関する町の対応を問いただした。町は運用上の規定に沿い、「必要な案件や悪質な案件については行政報告などをしてきた」とし、今回については行政処分、行政罰には当たらないと判断、「内部の周知にとどめた」と説明した。
内藤圭子氏は、産業廃棄物処理業者が計画する産業廃棄物最終処分場に関する町の動きを確認し、町は今年度も環境セミナーなどの開催を検討していることを明かした。