白老町本町の喫茶くらと(しらおい創造空間「蔵」内)は、苫小牧市樽前の盆栽工房「OWL盆山」で扱う盆栽の展示販売をしている。喫茶店主の鬼塚京子さん(50)は「小さくて、卓上に置いて、いつも声を掛けたくなる盆栽の魅力を知って」と呼び掛けている。
伝統的な石蔵の中にある喫茶「くらと」には窓が少なく、日が差さないので植物を飾りながら育てるのが難しい。このため鬼塚さんは今春、苫小牧造園協同組合(苫小牧市サンガーデン内)を訪ねて相談した。この際、相談員から同工房を営み、一般社団法人日本盆栽協会(東京)が認定する道内唯一の盆栽インストラクター安藤秀俊さん(72)を紹介され、盆栽の世界に魅せられたという。
鬼塚さんは「枝ぶりの繊細さ、木肌の細やかさ、花の色の美しさが鉢の中で表現されているのが盆栽の魅力」と言い、15日から店内に大小約70個を並べている。月末まではミヤマツツジの花が見頃で、イブキ(真柏)やモミジなども展示している。価格は600~2000円。
営業時間は午前10時~午後6時で、定休日はない。7月以降は午前11時からとなり、毎週火、水曜定休。
関連イベントとして、7月22日には午前10時から安藤さんを講師としたコケ玉作りのワークショップを開く。参加料は植木により1500~2000円(材料費とお茶代込み)。汚れても大丈夫な服装で参加する。定員8人(先着)で、締め切りは7月10日。
申し込み、問い合わせは鬼塚さん 携帯電話090(9516)2719。または店の公式インスタグラム(@kura_toni)にダイレクトメッセージする。