白老町石山の白老和牛王国上村牧場(上村篤正社長)は20日から、創業55周年を記念し、直営のレストラン「ウエムラ・ビヨンド」(町社台)でステーキ感謝祭を開く。牧場で生産している最高品質の白老牛ステーキセットを最大3割引きで販売する。
同社は1968年、上村社長の父で獣医師の正勝さん(86)が、社台で養鶏業「社台ポートリー」を起こしたのが始まり。87年に堆肥処理業の法人を設立し、96年にウエムラ牧場へ改称。99年に白老牛の肥育を開始し、2001年から業態の6次化をスタートした。04年にハンバーグなどの食品加工を本格化させ、06年に町石山でファームレストラン「ウエムラベース」を開業。12年に農業生産法人白老和牛王国上村牧場と改称し、20年に社台で2店舗目の直営店「ウエムラビヨンド」をオープンした。
現在は東京の芝浦市場を中心に年間約50頭を出荷しており、このうち9割がA4、A5ランクに格付けされるという。
感謝祭では、赤身のうま味と霜降りの甘味のバランスが魅力のサーロインと軟らかさが抜群で希少部位のシャトーブリアンを通常価格の3割引きで提供。ボリューム感が魅力のビヨンドステーキセットを同2割引き、弾力のある歯応えが特徴の大トロカルビステーキを同1割引きで用意する。
上村社長は「誕生日や記念日など”年1回のぜいたく”をするきっかけとして、利用してほしい」と呼び掛ける。白老牛の味には他のブランド牛に負けない自信を持ち、「高いと思われるイメージを”この安さで提供している”に変えていきたい」と意気込んでいる。
感謝祭は、8月いっぱいまで続ける予定。営業時間は午前11時~午後8時。問い合わせや予約はビヨンド 電話0144(84)3386。