厚真地区伝統文化いけばな親子教室(上田敦子代表)が17日、厚真町青少年センターで始まった。町内外の未就学児と小学生、保護者を合わせ約30人が、花の生け方の基本を学んだ。
文化庁伝統文化親子教室事業の採択を受け、毎年度開いている教室。
地域の子どもたちに伝統文化に触れる機会を提供しようと、小原流苫小牧支部の会員が講師となり、12月まで計8回、花の生け方や楽しさを教える。今年度は、定員15人で参加者を募集したところ、町内、近郊から未就学児と小学生計22人の申し込みがあった。
初回は子ども19人と保護者らが参加し、小原流の歴史について説明を聞いた後、生け花を体験。ヒマワリ(小学生はカーネーション)やスターチス、ナルコユリなどを使い、それぞれ個性的な作品に仕上げた。上厚真小学校2年の菅原一乃さん(7)は「初めての生け花。飾るのが上手にできて楽しかった」と喜んでいた。
上田代表は「初めての子が多く、『楽しかった』と言ってくれたのは何よりです。お花の名前を一つ覚えるだけでも楽しくなるし、昨年参加した子には少しずつ違うことも教えてモチベーションを上げていけたら」と話していた。