登別市・白老町観光連絡協議会は16日、登別市観光交流センター「ヌプル」(同市登別港町)で2023年度通常総会を開いた。大塩英男白老町長を副会長に選任し、今年度事業に登別地区と虎杖浜地区を周遊するバスの運行などを決めた。
会長の小笠原春一登別市長は「登別と白老の両市町を往来するような行事や企画を進めることが重要」とあいさつ。民族共生象徴空間(ウポポイ)の年間入場者数の目標が100万人であることから、早期達成をサポートすることを確認し、将来的な海外旅行客の増加を見据えて「両地域の魅力を磨き上げ、高め合う取り組みを通し、連携を深めていきたい」と話した。
議事では、22年度事業・決算報告、23年度事業計画・予算を承認。今年度事業計画には、誘客プロモーション事業として10月に大阪で開催予定のツーリズムEXPOジャパン2023への参加を決めた。ウポポイ誘客促進事業では周遊バスの運行、観光マップの作成のほか、北海道観光振興機構が主催する商談会でウポポイを軸とした観光情報の発信、両地域を巡る日帰り周遊バスツアーの実施、ヌプルと白老駅北観光インフォメーションセンター「ポロトミンタラ」が連携したスタンプラリーやクーポン事業の実施を確認した。
また倶多楽湖(白老町)受け入れ環境整備事業として、観光客向けの仮設トイレを同湖付近に設置することも盛り込んだ。