自民党道議戸田安彦氏(54)=胆振地域=の事務所(白老町東町2)敷地内に、看板が16日までに取り付けられた。アイヌ民族の男性が儀礼用に着用する冠のサパンペをかぶった戸田氏の顔がデザインされている。
同事務所は前道議の神戸典臣氏(83)が事務所としていた場所でJR白老駅南口交差点の一角に建つ。
市街でも目立つ場所であることから、加盟店が「民族共生象徴空間(ウポポイ)誘客の機運を盛り上げよう」とアイヌ文様風にデザインした看板を掲げる白老商業振興会が5月31日までに作製した。
同振興会の村上英明理事長(54)は「白老の新しい顔になってほしいし、加盟する他店舗の看板に興味を持ってもらうきっかけになれば」と期待。16日までに引っ越し作業を一段落させた戸田氏は「ここから道議会へ通うことになる。胆振地域発展のために各町と町をつなげ、互いの良さを生かして関係を深めていきたい」と話していた。