今年の春の叙勲で瑞宝双光章(教育功労)を受章した元白老虎杖小学校校長の北村大也(だいや)さん(87)=渡島管内森町在住=が14日、白老町教育委員会を訪れ、安藤尚志教育長から伝達を受けた。
北村さんは1959年に北海道学芸大学札幌分校(現北海道教育大学札幌校)を卒業後、千歳第二小学校を振り出しに道内の小学校で37年2カ月間教諭として勤務した。
白老虎杖小には、96年3月末に定年退職するまでの3年間、第20代校長として勤務。この間、同校の改築工事に関わったほか、外国語指導助手と英会話クラブを立ち上げ、学校で英語を楽しく学べる環境を整えた。
北村さんは「まことに光栄。長生きしてきたが、こうした大きな栄誉に預かるとは思わず、正直なところ驚いている」と喜んだ。
安藤教育長は「長年にわたり、虎杖小の子どもたちの成長を見守るなど町内の教育振興に尽力していただいた」と感謝した。