白老町緑丘1で手作りパンを販売しているブーランジェリーニシオ(西尾圭史代表)が4月で創業丸10年を迎え、今月17、18両日に記念イベントを開催する。創業当初、店頭に並べていた商品を復刻して限定販売する計画で、西尾代表(40)は「古くから親しんでくれているお客さまも、最近知ってくれたお客さまも喜んでもらえるイベントにしたい」と話している。
同店は2013年4月創業。道産素材へのこだわりと防腐剤や添加剤などを使わない安全安心なパン作りが好評で、登別や苫小牧、札幌など遠方からの来客も多く、昼すぎに完売となることもある。15年12月にはパンの地方発送をスタート。20年8月には隣接地に新店舗を構え、旧店舗をパン工房として現在に至る。
10周年の節目を記念したイベントでは、創業時の人気商品のドーナツを復刻。あんドーナツやカレー、クリームなど5種類あり、価格は1個194円から。各日各商品150個を販売する。ドーナツは来客が増えるのに伴い、忙しさから製造を断念していたが、常連からは復活を望む声が上がっていたという。ホットドッグも各日200個を限定販売する。商品の予約や取り置きには応じない。
イベントは各日午前10時から、売り切れ次第終了。会場では、カフェ「カイザー」(町大町)のコーヒーや大昭和園芸(町萩野)のフラワーアレンジメントの販売もある。18日のみ、苫小牧市糸井の飲食店ポポラーレがピザを販売する。
期間中、車両10台分の駐車スペースを確保しているが、混雑を避けるため、近所の人には公共交通機関の利用を呼び掛ける。