白老町は観光客に町内の観光スポットを案内する「おもてなしガイド」の2023年度人材養成講座初級コースを7日、町中央公民館で開講した。受講者は18人で、11月8日までの計12回、座学や町内各地域でのフィールドワークなどを通じ、ガイドに必要な知識、技術を身に付ける。
講座は、町内の観光スポットを案内できる人材を養成する観光のまちづくり戦略の一環。21年4月に同講座の修了生らが設立した「白老おもてなしガイドセンター」が企画運営を担う。
この日は、同センターの会員と受講者が自己紹介し、ガイドになるまでの流れなど講座の概要説明と第1回座学を行った。
座学の講師は同センターの岩城達己代表(68)。町人口や産業に関する統計資料をまとめた手のひらサイズのリーフレット「白老町ポケット統計2022」を参考にまちの輪郭を紹介し、ガイドとしての心構え、伝え方、話し方を伝授した。
町社台の無職、大久保大地さん(20)は「町のホームページを見てガイドに興味を持ち、参加した。受講してガイドを職業にしたい」と意気込んでいる。
今後の講座では、28日に白老町消防本部で普通救命講習を受講。7月5日以降は座学とフィールドワークで町内の観光スポットを学び、案内や説明の技術を高める。