むかわ町少年の主張大会が6日、町産業会館で開かれた。鵡川中学校と穂別中学校の代表生徒6人が、日々の出来事で感じたことや社会に訴えたい思いをそれぞれの言葉で発表した。最優秀賞には鵡川中2年の長谷川千夏さん(13)が輝き、7月19日に室蘭市で開催される胆振地区大会の代表に選出された。
町教育委員会と町青少年健全育成委員会の主催。1人5分ほどの持ち時間で、障害や差別、人間関係、平和などについて自らの意見を力強く述べた。
長谷川さんは「自分のしたいことがあるのに、どうして一緒に行動しなくてはいけないのか。我慢してしまうのは本当の友達と呼べるのか」と自問し、距離を置くようになった経験を紹介。その後、出会った友達から互いに尊重し合うことの大切さを学び、「相手がどんなことを考えていたとしても、認めてあげることが本当の友達」と訴えた。
長谷川さんは「(最優秀賞に)名前を呼ばれた時はびっくりしたが、素直にうれしい。胆振地区大会では読み方に強弱を付られるように頑張りたい」と喜びを語った。審査委員長を務めた町教委の長谷川孝雄教育長は「未来の担い手として頼もしく感じた。社会に向けての素晴らしい発表だった」と講評した。
その他の受賞者は次の通り(敬称略)。
▽優秀賞 梅津絢(鵡川中3年)▽奨励賞 北澤和輝(鵡川中3年)、太田小百合、菅原史織(以上、穂別中3年)、藤野煌大(同中2年)