白老町虎杖浜の住民や企業らでつくるアヨロ鼻灯台周辺保存会(吉良哲子会長)はこのほど、虎杖浜生活館で定期総会を開いた。2023年度事業計画として同地域の草刈りなどを決めた。
会員や来賓ら約20人が出席し、今年度の事業計画を審議。ゲーム性を持たせて清掃とごみ分別をする「クリーンゲームス」と研修会(いずれも25日)や灯台周辺の早朝草刈り(7月29日)を決めた。また、会員が交流する懇話会(9月2日)、フォトコンテストの開催も決定し、作品は7月1日~8月20日に募集することにした。
同灯台は所管していた海上保安庁の沿岸灯台廃止計画の対象となり、2016年10月に廃止され、現在は町が管理する。周辺には縄文期からアイヌ文化期にかけた遺跡が点在し、同会は灯台周辺の歴史や文化を保護、継承し、観光客誘致に生かそうと19年7月に発足した。今年度で活動5年目となる。