白老町の虎杖小学校(関東英政校長)の大運動会がこのほど、同校グラウンドで開かれ、全校児童35人が徒競走やリレーなどに全力で臨んだ。新型コロナウイルスへの対応が緩和された中、町内で開かれた最初の運動会。PTAなどの協力で大漁旗が3年ぶりに掲げられ、懐かしい景色が広がった。
開会式では、6年生2人が「スポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦うことを誓います」と元気いっぱいに宣誓。その後、児童たちは紅白に分かれ、応援合戦をしながら徒競走、親子でフラフープの輪の中に入って競争する「汽車ぽっぽレース」、大玉転がし、玉入れ、リレーなどで熱戦を展開した。
地域で伝承されている越後踊りは、昨年度から住民参加を復活。全校児童と保護者に、海の子保育園の園児や虎杖浜越後踊り保存会のメンバーらが加わった。老若男女でグラウンドいっぱいに大きな輪をつくり、にぎやかに踊った。