厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は2日、この春入学した1年生に、上級生が中学校での学習方法や定期テスト対策などをアドバイスする「勉強集会」を開いた。
1年生が意欲的に学習に取り組んでいけるよう、2、3年生が主体となって企画。縦割りの8グループをつくり、それぞれ授業への向き合い方や家庭学習のポイントなどを伝えた。
上級生は「先生の話をちゃんと確認する」「ため込まず、地道にこつこつ勉強する」「大事なところは教科書やワークブックに線を引いて覚える」などと指導。1年生は今後の参考にしようと、ノートやタブレット端末に記録した。渡邊聖涼さん(12)は「勉強量が必要になるし、先生が話す言葉の重要性が違うと感じた。ワークや教科書を何度も読み返すなど、言われたことを中心に取り組んでいきたい」と意気込んだ。
集会を企画した学習委員長の長尾結愛さん(14)=3年=は「自分たちも(1年生の時に)集会を通して勉強をしようという気持ちが芽生えた。単語や文章などをしっかり覚える習慣を身に付けてほしい」と話していた。