5月に再オープン2周年を迎えた苫小牧市啓北町の焼き肉店。売りにする厚切りの牛タン（1人前1150円）はもちろん、3種類の味付けホルモン（1人前580～600円）も手の込んだ人気メニューだ。

　店長の脇本宗一郎さんが「企業秘密」の下処理行程を経て、1973年から40年以上にわたって同店を切り盛りしてきた先代直伝のたれで味付け。「くさみがなく、食感も他店とは全く違う」と脇本さんは胸を張る。

　2時間以上煮込む自家製豚足（600円）、来客1組につき1皿無料提供のタマネギ焼き（2皿目から200円）も評判だ。

　新型コロナウイルス禍の2021年に船出し苦労は絶えなかったが、「めちゃくちゃおいしいと言ってくれる方がたくさん。その一言だけで報われてきた」と笑みをこぼす。

　3年目を迎える今年は「挑戦の年」と位置付け、さまざまなイベントを模索する。まずは7月の毎週日曜日、午前11時半から日暮れまで駐車場に店内のテーブルとガスこんろを並べた屋外焼き肉を企画（雨天中止）。晴れることを祈りながら「たくさんの人に足を運んでほしい」と期待する。

　苫小牧市啓北町2の12の14。営業時間は午後5時～同11時。月曜定休。電話0144（84）6682。