安平町は、アウトドア愛好者に人気の調味料「アウトドアスパイスほりにし」に地元限定のオリジナルラベルを貼った安平版「ご当地ほりにし」の販売を開始した。ご当地ラベルを貼ったほりにしを販売する自治体は全国的にまだ少なく、道内では安平町が唯一。町は「安平でしか購入できない商品」とPRする。
ほりにしは、和歌山県のアウトドアショップがキャンプ愛好家などに向けて製造した調味料。2019年の発売から人気を集め、昨年の調味料選手権でシリーズ商品が総合1位にもなっている。
ご当地ほりにしは、地域への観光客増などを図る同社の取り組みとして、地域を象徴するラベルデザインを施すことで、その場所に行かないと手に入れることができない商品を販売することができるもの。1都道府県当たり1自治体のみという制限がある中、町は今年2月にエントリーし、3月に採用が決まった。安平版のラベルは、初夏の風物詩でもある菜の花を連想させる黄色を背景に馬のシルエットを重ね、前面に蒸気機関車(SL)や酪農の象徴の木のサイロをデザインした。
商品は840円で、22日から道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で取り扱っている。町商工観光課は「炒め物にも相性は抜群。キャンパーだけでなく一般家庭でも、道の駅で買った肉や野菜と合わせて調理し、安平町の地場産品をおいしく召し上がって」とアピールする。