北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受け、日本政府は31日午前、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を首相官邸で開き、今後の対応を協議した。岸田文雄首相は情報収集・分析に全力を挙げ、不測の事態に備えて万全の態勢を取るよう関係省庁に指示した。
首相は首相官邸で記者団に「被害情報は報告されていない」と明らかにし、詳細について分析を進めると説明した。
発射の一報を受け、首相は予定を2時間早めて午前7時半すぎに出邸した。NSCには松野博一官房長官、林芳正外相、浜田靖一防衛相らが出席。秋葉剛男国家安全保障局長や吉田圭秀統合幕僚長らも順次官邸に集まった。