白老建設協会(清水尚昭会長)は29日、しおらい経済センターで安全大会を開き、29の会員企業や協力会社、団体らから116人が出席した。建設工事の本格シーズンを迎え、労働災害ゼロに向けた決意を新たにしたほか、墜落・転落災害の防止などを盛り込んだ大会宣言を読み上げ、無事故・無災害を誓った。
対面による安全大会はコロナ禍の影響で2019年以来4年ぶり。清水会長は「安全は何よりも優先する。死亡事故、災害ゼロ目指してさらなる協力を」とあいさつ。来賓の大塩英男町長も「安全、安心に暮らせる環境をつくり支えることが行政に課せられた使命」と述べた。
苫小牧労働基準監督署の中島貢署長は、管内(東胆振1市4町と千歳市)の2022年の労災発生状況を説明した。全産業で前年比527件増の1105件と1・9倍に増え、その理由として医療介護関係者らのコロナ罹患(りかん)を挙げた。建設業は同6件減の72件で、要因別では墜落・転落が17件、はさまれ・巻き込まれ災害が13件、転倒が6件などだった。