むかわ町の鵡川中央小学校(荒木英弥校長)で24日、「人権の花運動」の花苗の贈呈式と植栽が行われた。参加した1、6年生の75人が、受け取った色鮮やかな花の苗をプランターに植えた。
法務省の人権啓発活動の一環。児童が協力しながら花を育てることで、協力、感謝することの大切さや思いやりの心を学び、命の尊さを実感してもらう。今年度は札幌法務局苫小牧支局、苫小牧人権擁護委員協議会管内に委託され、むかわ町が受託した。
青空が広がったこの日は、町の公式キャラクター「むかろん」と人権イメージキャラクター「人KENまもる君」も来校し、児童たちは大喜び。贈呈式で町人権擁護委員の田口秀吉さん(68)が「優しい心を持って、きれいな花を咲かせて」と呼び掛け、児童を代表して6年の山本歩夢君(11)は「人権を大切に学校生活を送り、いじめのない学校をつくりたい」と決意を語った。
この後、児童たちは玄関前に用意されたプランターに、マリーゴールドやペチュニア、ベゴニアなどの苗を丁寧に植えた。
町などによると、同日は穂別小学校と2校合わせて花の苗720株、プランター30基が贈られた。