走りながら考えたこと 関根(せきね) 久修(ひさのぶ)

  • ゆのみ, 特集
  • 2023年5月25日

 5月14日、今年1回目のマラソン大会として「ノーザンホースパークマラソン」に参加した。天候に恵まれ、周囲の声に耳を澄ますと、ランナーは首都圏をはじめ幅広い地域から参加しているようで、コロナ禍後の日常が戻りつつあることを実感する。

 午前11時にスタートすると、必死に手足を動かす以外は考えるぐらいしかやることがない。締め切りが近い「ゆのみ」に自然と頭が行く。これまで書いたことを思い起こし、その延長線上で、人口減少社会の姿、AI(人工知能)の進化や科学技術が社会に与える影響、脱炭素化の行方、エネルギーや食糧の安全保障など、「これから先の世の中は?」と難しいことをとりとめなく考え始めた。

 啓蒙(けいもう)思想によれば「理性と共感を持ち、進歩主義で誤りを見つけ出せば課題の解決は可能である」という。ハーフマラソンの約21キロの道のりは小さな一歩一歩を積み重ねて着実に進むしかない。問題解決の道筋も同じようなものだろうが、目の前の「時代の転換期的な課題」には、時に不連続に高く大きく「跳ぶ」ことを求められている気がする。

 そんなことを考えていたら、早くも12キロ付近で足がもつれだした。子供は一日のエネルギー消費量の約半分を脳が使うが、大人も約2割を消費する。手に余る面倒なことを考えてエネルギー不足になったようだ。果たしてゴールにたどり着けたか、結果は内緒ですが、最後の給水所の牛乳はとても美味でした。

 さて、私の「ゆのみ」も今回で最終回です。1年間で17本、考えて書くことは大変いい経験になりました。お付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 (苫小牧港開発社長)

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